お話を伺った方
- 経営企画本部 IR室長 村元様
- 経営企画本部 IR室 今村様
- 経営企画本部 IR室 内田様
- コンプライアンス室長 和田様
- コンプライアンス室 小松様
ご支援内容
- TCFD提言に対応する4項目すべての開示に向けたサポート
- ガバナンス
- 戦略(シナリオ分析を踏まえた財務インパクトの定量算出含む)
- リスク管理
- 指標と目標(Scope1,2,3の算定コンサルティング)
- サプライチェーン排出量自動算定ソフトウェアの導入
御社の事業内容を教えてください。
世界の最先端技術を取り入れた情報通信インフラ構築と、それらに関連した戦略的なICT利活用を実現するサービスの提供を行っております。
気候変動に関する御社の取組背景(課題)を教えてください。
プライム市場の上場企業に対し、サステナビリティ課題の中でも環境要因の気候変動に焦点を当て、TCFDに基づく質と量の充実を求められており、弊社でもTCFD提言に沿った気候変動対応に関する情報開示を行う必要がありました。
弊社グループでは、気候変動を含む環境問題を重要な経営課題と捉え、マテリアリティの一つとして「脱炭素社会への貢献」を掲げております。
TCFD提言に沿った情報開示にあたり、排出量算定およびシナリオ分析を進めるためには、気候変動関連の戦略策定経験やTCFD情報開示における知見持つ企業の支援が必要と感じていました。
オンドを支援依頼企業として選んだ決め手を教えてください。
TCFD提言の内容だけではなく排出量算定ロジックも理解した上でTCFDの4つの項目である「ガバナンス」「戦略」「リスク管理」「指標と目標」において、
データ収集からシナリオ分析、アクション策定、情報開示までワンストップでご支援いただける点と、
一度サプライチェーン排出量の算定方法を決定した後、その算定方法で自動算定ができるサプライチェーン排出量自動算定ソフトウェアを導入し、継続的な支援をいただける点が魅力的でした。
オンドの支援効果を教えてください。
TCFD提言にかかる情報開示のご支援においては、タイトなスケジュールの中で、弊社の事業内容や現在の気候変動における取組について丁寧に整理していただき、コーポレートガバナンス・コードで求められている質と量に対し、十分な開示ができました。
それに加え、弊社での気候変動に関する対応の方向性もまとめることができました。
サプライチェーン排出量自動算定ソフトウェアに関しては、従来、Excelベースで算定しており、作業負荷がとても大きかったのですが、個別カスタマイズをしていただくことでScope1,2,3全てを10~20分で算定を完了することが可能になりました。
今後の取組の方向性を教えてください。
今後、更なる企業における気候変動の取組開示が求められることが予想されますが、今回の開示にあたり、改めて弊社グループの状況の整理と運用するための基盤ができたため、今後の「脱炭素社会への貢献」に関する取組を具体的に進めていく予定です。
また、サプライチェーン排出量自動算定ソフトウェアの導入により、煩雑な排出量算定を効率化し、データを取得することでリアルタイムに可視化できる体制ができました。
今後は、脱炭素に係る情勢変化への追随や、より具体的な削減方法の更なる検討にリソースを割きたいと考えております。
ネットワンシステムズ株式会社
https://www.netone.co.jp/sustainability/esg/environment/tcfd/